デジタル食用油テスター testo270 の特長
食用油の品質はフライ食品の品質に直接影響します。 古い油は、フライ食品の味に影響するだけでなく、それを摂取すると胸焼けや吐き気の原因になる場合があります。
testo270はフライ食品の品質管理だけでなく、油の交換時期を的確に判断することにより、食用油の有効利用に役立ちます。
● 誰にでもわかりやすい表示機能
● センサ部分は側面・底面が金属製のフレームで、強度を保っています。
● センサ部分は洗浄可能です。(軽くお湯ですすぐ程度)
● TopSafeプロテクタは油ハネなどから本体を保護します。このプロテクタは取り外し水洗いができるため衛生的です。
食用油に酸化抑制剤をご使用の場合はTPM値が表示されない場合があります。
また、電磁調理器を使用されている場合は電磁波による影響を受けます。
電磁調理器のスイッチを切ってしばらくしてからご使用ください。
設定した値を超えると、LEDが赤く点灯して、フライ油が交換時期であることを知らせます。 | 応答速度30秒以内。油の温度が +40〜+190℃の間で使用可能。 |
TopSafeプロテクタは取り外して水洗いOK! 防水構造:IP65 |
センサ部分は洗浄可能です。 (軽くお湯ですすぐ程度) |
耐久性のあるアルミケースにすっきり収納できます。 | 付属の校正用基準オイルにより、お客様ご自身で校正が可能。 |
極性化合物(TPM)とは?
食用油の劣化の原因は主に次の3つが挙げられます。
1.食材の水分によって起こる遊離脂肪酸の増加
2.加熱を繰返すことによる芳香族化合物等の増加
3.空気との接触による酸化
このような油の劣化により生成される物質を総称して極性化合物(TPM※)と言います。
極性化合物はフライ油の全体的な品質を示すデータとして、ヨーロッパでは広く採用されています。
(ドイツ・フランスでは24%以上でフライ油を交換)
※TPM : Total Polar Materialsの略です。
油脂の劣化のしくみ
≪新しいフライ油≫ 極性化合物が少なく、油脂の分子が繋がった状態。 |
≪ 古いフライ油 ≫ 空気との接触による酸化や加水分解などにより、油脂の分子が切断されることで、極性化合物が生成されます。 |
testo270 テクニカルデータ
極性化合物(TPM) | 温度 | |
計測単位 | %(極性化合物量) | ℃ |
センサ | 静電容量式センサ | PTC |
計測範囲 | 0.5〜40% | +40℃〜+190℃ |
精度±1digit | ±2.0%TPM(+40〜+190℃) | ±1.5℃ |
分解能 | 0.5% | 0.5℃ |
ディスプレイ | LCD、2ライン、バックライト | |
TPMアラーム | LED / High Alarm / アラーム音で通知 TPM値は4〜40%の間で高/低限界値の任意設定が可能。 |
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計測可能な フライ油の温度範囲 |
+40〜+190℃ | |
その他の 表示機能 |
+190℃以上の温度に浸した場合、温度計測値が点滅 +40℃以下の温度に浸した場合、「40」が点滅 |
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保管温度 | -20〜+70℃ | |
バッテリの種類 | 単4乾電池×2 | |
バッテリ寿命 | 連続使用 約25時間 計測回数 約500回 |
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外形寸法 | 354(H)×50(W)×30(D)mm(TopSafeプロテクタ使用時) | |
応答速度t99 | 30秒以内 | |
保護等級 | IP65(TopSafeプロテクタ使用時) | |
質量 | 164g(バッテリ装填およびTopSafeプロテクタ装着時) |