Fluke820-2 ストロボスコープの概要と機能
回転装置の回転速度を容易に確認できない場合があります。Fluke 820-2 LED Stroboscope を使用すると、プロセスが簡素化され、ストップ・モーション診断を容易に行うことができます。対象の機械を実際に停止したり、機械に接触したりする必要はありません。寄生振動、滑り、不要な歪みのどれを診断する場合も、820-2 LED Stroboscope は、トラブルシューティング、プロセス調査、製品調査、および開発において最前線で役立つ最適なツールになります。
・高強度の7-LEDアレイ →30cmの距離で、30m/秒で4,800ルクス
・均一な点滅特性を有する高効率の LED固体光源により150mm/s〜1.5km/s
(1分ごとの点滅数) の高い点滅速度を実現
・デジタル・パルス幅変調により、高速でひときわシャープなイメージを表示
・フィラメント、ガス、ガラスを含まない固体LEDを使用する、堅牢で耐久性に優れたデザイン
・クオーツの正確さを有する制御システムにより高確度を実現→0.02%(+/-カウント)
・マルチラインLCDディスプレイ
・物理的接触なしで、反射テープを使わずに、機械の回転速度をチェック
・点滅タイミングの前進または遅延により、ギアの歯、切断面、反復動作、流動する装置を確認
・2倍速および1/2倍速ボタンを使った簡単なプッシュ・ボタン操作により容易な調整が可能
用途
■820-2の一般的な用途
The Fluke 820-2 LED Stroboscope は、物理的接触なしで機械の回転速度を測定するだけのツールではありません。この製品は、さまざまな用途で使用できる優れた診断ツールにもなります。
・ベルト駆動式の機械 HVAC ファン、ポンプ
・ローラー・ベアリング、シャフト、ギアの歯、他の機器部品
・クラッチ、はめ歯歯車
・基礎 共鳴振動
・ケーブルやパイプの摩耗や損傷
・混合および投与プロセス
また、レーザー回転速度計の代わりに LED ストロボスコープをストロボ回転速度計として使用し、速度を測定することもできます。ストロボスコープを使用するには、測定中の対象物を視覚的に認識できる必要があります。また、その対象物に、基準点として使用できる識別マークを付ける必要があります。。ストロボ回転速度計は便利なツールです。レーザー回転速度計で使用する反射テープを付けるのに、機械のシャフトが常に手の届く位置にあるとは限りません。また、接触式回転速度計を使用するのに、回転するシャフトに常に接触できるとも限りません。ストロボスコープを使用すると、シャフトを 30 RPM (FPM) まで「絞る」ことができます。
■820-2 の用途:
・速度が頻繁に変化するタービン
・速度が変化する (ただし頻繁に変化するわけではない) 可変周波数電源装置のモーター
・ベルトの回転速度とベルトの滑りの検出
・機械の構成部品 (ファン、ブレード、ポンプ・ベーン、コンプレッサーのスクリュー、ギアの歯など) の検出
・回転数の測定および周波数の調査
・滑り測定
仕様