概要
PAT-Tシリーズは定電圧/定電流自動移行型スイッチング直流電源です。ソフトスイッチング方式の採用により、効率改善、ローノイズ化を図るとともに、高密度実装技術を駆使して大幅な小型軽量化を達成。このクラスでは異例の「力率改善回路」を搭載し、電源環境の改善(高調波電流抑制)とともに、配電設備の簡素・小型化、そして消費電力の低減といった「省エネルギー」にも大きく貢献します。さらには、放熱設計の最適化により、動作保証周囲温度50℃を実現。高温下での全負荷連続運転といった過酷な使用環境にも対応できます。操作・表示パネルは、見やすさ、使いやすさを考えたシンプルで直感的なデザインとする一方、コンピュータやシーケンサによる制御を考慮し、外部アナログ制御、モニタ出力、ステータス出力とともに、RS-232Cインターフェースを標準装備(オプションにてUSB、GPIB、LANインターフェースにも対応)。スタンドアローンはもちろん、試験システムの組み込みにも使用することができます。
特長
●優れたコストパフォーマンス!<出力容量1Wあたり100円〜を実現!>
電力変換効率(廃熱抑制)の高い「ソフトスイッチング方式」の採用により、出力ノイズの低減、高密度実装による小型化、そして動作周囲温度50℃での全負荷連続運転を実現しました。8kWの大容量で、従来製品(当社)の6kW電源以下のプライス。ぜひこのコストパフォーマンスをくらべて下さい。
●大容量なのにコンパクト!<省スペース&縦置きもOK>
●小型化・高効率・省エネの実現!<ソフトスイッチング方式>
パワーデバイスのスイッチング時、共振現象を巧みに利用し電圧または電流がゼロとなった状態でスイッチングをおこなう電源回路方式。このため原理的には電圧、電流の過渡交差は発生せず、スイッチング損失のない動作をおこなうことが可能になります。一般的に電圧がゼロの状態で行うスイッチングをZVS(Zero Voltage Switching)、電流がゼロの状態で行うスイッチングをZCS(Zero Current Switching)と呼んでいます。従来の電源回路ではスイッチング動作が高速化すると電力損失が増加し効率が低下するという問題がありましたが、ソフトスイッチング方式による電源回路の高効率化は電源から発生する熱損失を減らし回路の小型化が可能なため、機器の小型化のみならず、電源から発生する雑音を著しく少なくすることができる特長があります。
<力率改善回路搭載>
力率改善回路搭載力率(PF)とは、交流回路の効率に関する値であり、皮相電力に対する有効電力の割合をいいます。力率が1に近いほど、受電設備を含めた電力エネルギーの利用効率がよいことになります。力率改善回路は、電源回路の入力部に組み込むことで、交流電圧と電流の位相差(波形のズレ=無効電力が生じる要因)を補正し、電力の利用効率を向上させます。具体的なメリットとしては、次のようなことがあげられます。
・省エネルギーの促進
・受電設備の小型化
・電源環境の改善
・送電ロスの低減
・ノイズの低減
各種機能
出力電圧は20V〜1500Vをラインアップ。様々な評価・試験用電源としてお使い頂けます。
詳しくは製品カタログをご覧下さい。
※ご注意下さい
PAT-Tシリーズには、入力電源ケーブルは付属しておりません。
入力ケーブルはお客様にてご用意いただくか、または別売オプションの
入力ケーブル(AC8-4P4M-M6C)をご購入下さい。
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