MSA500シリーズの特長
●リアルタイム方式プラス掃引方式 リアルタイム方式は瞬時に発生するスペクトルを見逃しません。ノイズ測定や過渡的な現象を解析する場合に最適です。 一方、掃引方式は広いスパンを観測するのに適しています。 各々の特長を活かして使い分けることにより、さまざまなアプリケーションに対応することができます。
●充実した解析機能 リアルタイム方式では、スペクトル解析をはじめとしてスペクトログラム解析やオーバーライト解析ができます。さらに、タイムドメイン解析も行うことができます。
●アナライザの能力を拡大するタイムドメイン解析 リアルタイム方式ではパワー対時間、周波数対時間、位相対時間、IQ対時間、Q対Iの時間軸による解析ができます。
●720フレーム/秒の高速オーバーライト解析 リアルタイム方式でのオーバーライト解析は、720フレーム/秒で高速処理しますので、稀に発生する不要スペクトルも見逃しません。
●強力なトリガ機能 リアルタイム方式ではチャネルパワートリガ、パワートリガ、IFレベルトリガ、外部トリガと強力なトリガ機能を搭載。
●最大20MHzスパンのリアルタイム処理 リアルタイム方式では最大20MHzスパンで信号を観測することができますので、ほとんどの無線通信の変調信号をキャッチできます。
●16Kフレームの大容量メモリ内蔵と高速USB転送 リアルタイム方式では16Kフレーム(64MB)の大容量IQメモリを内蔵していますので、長時間のデータを捉えられます。また、IQデータは19ms/フレームの速度でPCへ転送することができます。
●平均ノイズレベル -162dBm/Hz -162dBm/Hz(MSA538/538TG/538E)及び-157dBm/Hz(MSA558/558E)の平均ノイズレベルを達成しています。スパン20kHzのリアルタイムモードでは、各々-140dBm及び-135dBmの平均ノイズレベルとなります。
●小型・軽量1.8kg 162(W)×71(H)×265(D)mmと小型で、重さはバッテリを含めてもたった1.8kgです。出張先や屋外での測定に大変便利です。
●4時間のバッテリ動作 オプションのリチウムイオン電池MB400をフル充電すると、おおよそ4時間(バックライトオフ)使用することができます。
●USBメモリにデータ保存 外部メモリとしてUSBメモリを使用することができます。画面はBMP形式で、スペクトル波形、IQデータ及び設定パラメータはCSV形式で記憶されます。また、オプションのUSBプリンタに画面をそのままハードコピーすることができます。
●大型ベンチタイプに引けを取らない機能
■メジャリング機能:チャネルパワー、隣接チャネル漏洩電力、占有周波数帯幅、電界強度、磁界強度、ノイズ測定
■演算機能:Maxホールド、Minホールド、平均化処理、オーバーライト
■マーカ測定及びピークサーチ機能
