概要
PCZ1000Aは、無停電電源をはじめ、各種インバータ(※)およびトランスの負荷シミュレーションを可能とした交流電子負荷装置です。通常試験に用いられる抵抗負荷に加え、現在主流となっているコンデンサインプット型整流負荷の模擬試験にも対応します。
1000Wまでの入力に対応し、定電流/定抵抗/定電力の3モードを装備。各モードとも電圧波形に影響されず、常に正弦波に近い電流波形を流します。さらにはスイッチング電源等の疑似電流負荷試験に最適なクレストファクタ機能を搭載しています。また、CPU制御により操作性の向上をはかり、またRS- 232Cによる外部制御とリードバックも可能としています。
※本機の入力源として、インバータ回路を使用した場合、インバータ波形によっては、正常動作しない場合があります。
主な特長
●ワンコントロール並列運転(最大5台、5kW/50Armsまで)
ワンコントロール並列運転 複数台の PCZ1000A を並列に接続して電流容量、電力容量を増やすことができます。1 台をマスタ機(主機)、ほかの同一機種をスレーブ機(従機)として 4 台まで接続可能。並列運転は1台がマスタ機となり、スレーブ機の全てをコントロールします。
●単相3線式、三相3線式に対応(トラッキング運転機能)
トラッキング運転機能 マスタ機の設定値と同じ値がスレーブ機に設定され、マスタ機の設定値を変えるとスレーブ機も同時に変わる「トラッキング運転機能」を装備。単相3線式、三相3線式の交流電源等の負荷として便利です。
●定電流/定抵抗/定電力の3モードを装備
●クレストファクタ機能
クレストファクタ機能 電流波形の導通角(90°および270°をピーク値とする)を変化させることにより、クレストファクタを可変することができます。
●各モードの設定値を保存できるメモリ機能
●RS-232C標準装備