特長
● 内部抵抗と開放電圧を同時に測定
● xEV向け大型セル、100 Vまでの中型パックの測定に対応したレンジ構成
● 内部抵抗(AC-IR)測定レンジ: 3 mΩ/30 mΩ/300 mΩ/3 Ω/30 Ω/300 Ω/3 kΩ
● 開放電圧測定レンジ: 6 V/60 V/100 V
● インターフェイスにLANを搭載
特長
【電池のパフォーマンスと安全性を内部抵抗(AC-IR)と開放電圧(OCV)ではかる】
内部抵抗(AC-IR)と開放電圧(OCV)をはかることで、完成したセル、モジュール、パックの品質を検査できます。
セル生産工場で生産されたセルは、出荷検査を経て、モジュールの生産工場へ輸送されます。
時間の経過や輸送時の振動などが原因で不良品が発生するおそれがあるため、受入検査を実施し、モジュールやパックへと組み立てられます。
開放電圧測定レンジ: 6 V/60 V/100 V
内部抵抗測定レンジ: 3 mΩ/30 mΩ/300 mΩ/3 Ω/30 Ω/300 Ω/3 kΩ
【検査システムの構築コスト・管理工数を削減する】
経路抵抗に対する許容値が向上しました。許容値の向上は、
・リレーの選択肢が増える
・長い測定ケーブルが使用できる*
・細い測定ケーブルが使用できる
・プローブの交換回数の削減
といった課題解決につながります。
リレーを使用した多チャネルの検査システム構築が簡単になり、システムの管理工数を削減できます。
*30 m Ωレンジにおいて、往復8 mで2.2 Ω相当となるAWG29が使用できます。
【測定チャネル増設と自動切替】
スイッチメインフレームSW1001, SW1002と組み合わせることで、測定チャネル数を増設できます。
また、「BT3561A/BT3562A/BT3563AとDM7276」、「BT4560とDM7276」など、2種類の測定器を一括制御し、スキャン測定も可能です。
【静電気による測定器の故障を防ぐ】
スイッチメインフレームSW1001, SW1002と組み合わせることで、測定チャネル数を増設できます。
また、「BT3561A/BT3562A/BT3563AとDM7276」、「BT4560とDM7276」など、2種類の測定器を一括制御し、スキャン測定も可能です。
【LANを標準搭載】
BT3561A, BT3562A, BT3563Aは、LANインターフェイスを標準搭載しています。
PLC*を利用した制御システムとの連携が簡単になりました。
入手性の良いLANケーブルを使用できるのでシステム構築時、メンテナンス時のコストを削減できます。
*Programmable Logic Controller, 機械を自動的に制御する装置
【電池の内部抵抗・開放電圧測定】
電池の内部抵抗と開放電圧を同時に測定できます。
AC-IR方式は短時間での測定が可能で、測定値のくり返し再現性が高いため、セルや電池ユニットの出荷検査および受入検査に適しています。
最大1000 V耐圧のモデル(BT3564)まであり、電池パックの総抵抗を一括で測定することができます。
高精度な3 mΩレンジを持つため、タブ溶接部やバスバーの抵抗測定にも使用できます。
※動画を「日本語字幕ON」でご覧になると、詳しい説明をお読みいただけます。