概要
屋内にある領域や、完全に舗装された状態にあるためにテスト用の補助接地ステークを設置できない場所など、接近が困難な場所にある機器であっても接地部品の試験が可能です。接続した状態のままグラウンド・ループの抵抗を特定できるため、システムから接地ロッドをいったん取り外し、再接続する必要がありません。
Fluke 1630-2 ステークレス接地抵抗測定用クランプは、フルークの定評ある優れた性能と堅牢さを備えたツールです。頑丈なクランプ開口部は、工業環境における連日の酷使にも耐える優れた強度を備えています。
ステークレス測定
Fluke 1630-2 クランプは、2 つのクランプ開口部を使用して、マルチ接地システムのそれぞれの接地グラウンド・ループ抵抗を測定します。このテスト技法により、危険が回避され、パラレル接地の切断や、補助ステークに適した場所を見つけるプロセスなど、時間を要する作業を行わなくても済むようになります。補助接地ステークを地中に配置できないため以前はテストが困難だった、ビルの内部や高圧線用の鉄塔といった場所でも、接地テストを実行できます。
特長
・接地漏れ AC 電流測定(真の実効値)
接地ステークを接地システムから取り外さずに AC 漏れ電流を特定できるため、システムのトラブルシューティングに最適です。
・堅牢性
頑丈なクランプ開口部は、工業環境における連日の酷使にも耐える優れた強度を備えています。
・測定値のロギング
接地抵抗測定用クランプでは、プリセットされた間隔で自動的にデータが記録されます。設定されたロギング間隔でメモリに最大 32,760 の測定値を保存できます。測定値の記録および保存により作業時間が短縮されます。
・しきい値によるアラーム機能
ユーザー定義の HI/LO 警告範囲のサポートにより、迅速な測定評価が可能です。
・バンドパス・フィルター
選択可能なバンドパス・フィルター機能で、AC 漏れ電流の測定結果から不要なノイズを除去可能